鉄道連隊演習線 習志野線
 
 習志野線は現在のJR津田沼駅から京成八千代台駅を経由し、千葉駅までを結ぶ路線でした。戦後線路はすべて撤去され、遊歩道や道路に変わっています。しかし、この路線は架橋訓練などを行っていたため痕跡が多く残されています。

路線図とポイント




演習線跡地をゆく

鉄道連隊の鉄道建設訓練用として建設された路線は、現在の新京成電鉄となる「松戸線」と津田沼から京成の八千代台を経由して千葉までの「習志野線」、千葉から四街道までの「下志津線」がありました。今回はこのうちの習志野線の跡地を巡りました。

しばらくはJR総武線沿いを通り、分岐するとすぐに「ハミングロード」と呼ばれる遊歩道になっています。木が植えられていましたがバラストはそのままのようで当時のものと思われるものがゴロゴロしていました。また、境界標もたくさん見つけることができました。



 

この区間は京成本線と同じようなルートを通っていますが鉄道連隊の跡地から京成電鉄へ置き換えられた区間はありません。

 



 

途中には路線図もありました。この地図に載っている区間がハミングロードになっていました。

 



ハミングロードが終了すると道路になります。

京成本線とのクロス部分

この橋梁の名称が「元軍用線架道橋」で当時、演習線とクロスしていたことがわかります。橋梁自体は架け替えられたのか当時のままなのかは不明。

 

橋脚の写真を撮影していたら珍しい形の古めかしい架線柱を発見しました。

  

ズームして電柱番号を確認すると・・・

1926年12月 なんとも古い




帰宅して京成電鉄の歴史を調べたらこの区間が開業したのは1926年12月とのこと。開業からずっとここに立ち続けているようです。すごいですね・・・



ちなみに両脇も確認してみましたが、それほど古いものではありませんでした。なぜ1本だけ残っているのでしょう。
 


京成を越えると花見川団地へ

廃線跡が団地になってしまい、新旧の地図を見比べてがんばりましたが、きれいに整地されてしまい、廃線跡がはっきりせず苦労しました。

 




団地を抜けて再び道路へ










 

少し進むと別のゴルフ場に・・・これもわかっていたことですので。

 

柏井橋梁跡

 花見川を活用して本格的な架橋訓練が行われていました。ここには橋台が残っているはずなのですが、草に埋もれてしまい見えなくなっていました。
 次のポイントへは右の写真の階段を登っていきました。

 

横戸緑地


階段を登ると横戸緑地という公園のような場所に出ました。公園のような場所です。

 


緑地を出るとこてはし台なか通りへ

この道路が線路跡です。

 

京成バスの転回場



柏井浄水場

一部区間は浄水場の中になっていまうので迂回して反対側へ

 




で、反対側に。簡単に書いていますが、この間数十分も歩いているのです・・・




さきほどの「こてはし」は漢字で書くとこうなります。書けないし、読めない。




久々の陸軍の境界標



ここが本線と短絡線の合流点

 




短絡線側の花見川を渡る橋。同じ場所に道路の橋が架けられたためほぼ遺構はありません・・・



この境界標は陸軍と書いてあるのがわかりますね。





盛土区間の下にあったトンネル近所の老人に聞いたところ100年以上前からあるのではとのこと。
もともと田んぼしかなかった場所に鉄道連隊が盛土をして線路を敷き、そのときにこのトンネルができたそうです。




残りは道路だったり、一部高速道路になったりしていました。

 

最後はモノレールに合流して終了しました。もう少し先へ行くと第一連隊の敷地に到着します。

戦時中に線路があった場所に再びモノレールとして鉄道が走ることになりましたが、習志野線の代替線路というわけではありません。たまたま同じ場所を走ることになったのです。